2017年11月アーカイブ

■シャワープレゼント
人前結婚式は自由な雰囲気のなかにも、厳粛さを失わないようにしたいもので、つづいて催されるパーティーも、楽しい演出が望まれます。

これにはシャワープレゼントなども一案です。

「かねがね花嫁さんには、手鍋下げてもいとやせぬ、とのこ心境だったとのことですので、気の利いた柄つきの鍋をみつけてきました」

「わたくしは料理の本です。花嫁さんに差し上げるのが本来でしょうが、共働きで食事の用意も共同責任とききましたので、とくに花婿さんに受けていただきたいと存じます」

「乾うどんですが、あたしゃあなたのソバがいい、とおっしゃると思いソバもはいってます」

ご存じのようにシャワープレゼントとは贈り物をシャワーのように浴びせかけることで、品物はちょっとしたものでよく、奇知とユーモアで、その場の興を盛り上げるのがねらいです。


■ウエディングリング(結婚指輪)
指輪は結婚の象徴です。エンゲージリングのほかに、はじめてウエディングリングを使用したのも、おそらくは古代ローマ人だろうといわれています。

なぜ結婚指輪までが必要になったかは、よくわかっていませんが、古くは飾りのない鉄製のリングだったのが現代はカマボコ形の金指輪が一般のようです。

初期のころは世俗的なものにすぎなかったのが、いつしか宗教的な是認さえうけるにいたったといってよく、結婚式では指輪は、媒酌人か指輪持ちがあらかじめ持っているのを、式次第に応じて司式者が受けとり、新郎に渡しますと、新郎は花嫁の左手の薬指にはあます。

左手の薬指は、それがもっとも使用することが少なく、よく目立ち、神聖な指とされているからで、結婚指輪は婚約指輪の上にはしないことになっており、二つはめるさいは、婚約指輪ははずしておいてあとではめます。

仏前挙式・仏前結婚

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■仏前挙式の申込みと準備
仏式による結婚式は、多くは檀那寺か、同宗同派の寺院にお願いして行ないますが、たとえば東京ならば鶴見の総持寺(曹洞宗)、浅草本願寺(浄土真宗東本願寺別院)、 築地本願寺(浄土真宗西本願寺別院)といった結婚式場の設備があり、披露宴もできるようになっていて、これを利用するかたも多いのです。

家庭で行なう場合は、お寺さんにきていただき司婚をお願いするわけで、式場はご本尊または仏壇を正面に、司婚者を中心にして右に新郎側、左に新婦側の席を設け、新郎、媒酌人、新郎父、母、祖父母、伯父、伯母、兄弟、姉妹、あるいは新婦、媒酌人夫人、新婦父、母・・・といった席順になります。

また、司婚者と、新郎、新婦の間には卓を用意し、香炉、香盆(香入れ)、新郎、新婦に授与する念珠などをおきます。

仏前にお供え物を上げたりするのは付け加えるまでもありません。


■仏前結婚の式次第と内容
宗派や寺院によっても違いますが、仏前結婚式の式次第は、およそつぎのごとくです。

オルガンなどでその宗派の歌が奏せられ参列者入堂、つづいて新郎は媒酌人、新婦は媒酌人夫人につきそわれて別々の入ロから入堂、それぞれ所定の席につくと、最後に司婚者が入堂、礼拝があって、

敬白(司婚者が読み上げるもので、新郎、新婦のまえを挙げ、このめでたい儀式も仏恩の所以であるとし、いっそうの仏道精神を敬白します)

念珠授与(お供えしてあった二つの念珠を、新郎、新婦に一つずつ授けます)

誓約(新郎、新婦が終生敬愛の念をもって、苦楽を共にすることを誓い、結婚は成立です)

そのほか焼香、誓杯、祝杯、合掌などで、誓杯は小笠原流(神式の三三九度)に似ていますす。


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