(2)夫婦固めの杯
雄蝶、雌蝶を持った酌人が新郎、新婦の前に出て、杯をすすめます。
一の杯は、新婦から先に杯を受け、三度で飲み干します。
続いて新郎が同じように、三度で杯をあけます。
二の杯は新郎から、三の杯は新婦から、一の杯と同じ要領で、杯をかわします。
これが、三三九度とよばれる、夫婦固めの杯です。
一般に酌人の雄蝶役、雌蝶役は、親族の中の十歳前後の男子と女子がつとめます。
(3)親子固めの杯
新郎と新婦の両親、新婦と新郎の両親が杯をかわし、親子の固めをします。
(4)親族固めの杯
新婦は、新郎の隣に席を移します。
媒酌人が、新郎側の親族を紹介し、次に新婦側の親族を紹介した後、杯をかわします。
まず新郎の父と新婦の父が杯をかわし、続いて両家の母親、兄弟、親戚の間でも同様に杯をかわし、最後に新郎の杯を新婦に、新婦の杯を新郎に納めて、両家が結ばれたことになり、婚礼の儀が終了します。
これに、媒酌人のあいさつなどが加わる場合もあります。
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