挙式に参列して欲しい場合は、別紙にその旨を記した付せんを同封します。
この付せんは日時だけを書き込めばよいようになったものが売られていますから、それを使うとよいでしょう。
招待状は遅くとも1か月前には、届くようにしたいものです。
三か月も前では忘れてしまいますから、1?2か月前が適当です。
約2か月前には文案を決定し、印刷に出します。
印刷は印刷所まかせにせず、校正刷りは必ず目をとおしましょう。
字の間違いは見苦しいものです。
宛名書きはできれば毛筆がよいのですが、気軽な披露宴ならば黒の筆ペンやサインペンでもよいでしょう。
インクがブルーのものやボールペンは避けます。
達筆ではなくても自分でていねいに書くのがいちばんですが、式場に依頼してきれいな毛筆で仕上げてもらうという方法もあります。
なお、毛筆の場合、薄墨は祝い事にふさわしくありません。
必ず濃い墨を使います。
夫婦で招待する場合は、招待状は1枚でよく、並べて書きます。
会場の地図、返信用のはがき、必要な相手には挙式参列願いの付せん、スピーチ依頼の手紙なども忘れずに同封します。
封印は『寿』のシールを貼ります。
切手は、招待状が厚紙の場合は、通常郵便よりは多目の金額のものが必要なこともあります。
郵便局に寿用の柄の切手がありますから、それを使うとよいでしょう。
主賓の方や、出席者のなかでも多忙な方には招待状の発送の前に、披露宴の日時が決まり次第お知らせしておいた方がよいでしょう。
また、出席できないことがあらかじめわかっている方にも、「どうせ出席できないのだから」と発送を中止しないで、招待状だけは送って気持ちを示します。