2016年9月アーカイブ

挙式・披露宴の費用の男性側・女性側の分担については、おもに次のような方法があります。

(1)挙式費用は折半にして、披露宴については招待した人数に応じて支払う。

(2)衣装代以外の費用について、男性側六割、女性側四割の負担とする。

(3)総費用を折半にする。

最も一般的な方法は(1)です。

挙式費用、宴席料、卓上花代、控え室料、ウエディングケーキ代など共通のものは両家で折半にして、料理代・飲みもの代、引出物などはそれぞれが招待する人数分だけ負担、衣装代・着付け料などはそれぞれが自分の分を支払うという方法です。

ただこの方法だと、衣装代は女性の方がたいへん高いので、結果的に女性の負担が大きくなってしまいます。

そこで、(2)のような方法をとると、その点が修正されます。

また、料理は頭割りにしても、飲みものは男性側が負担するというような修正法もあります。

また、細かいことは抜きにして、総費用を完全に折半する方法もあります。

この場合は、両家の招待客の人数がほぼ同数になるようにした方がよいでしょう。

ようはお互いでよく話し合うことが大切です。

お金のことはいいにくいものですが、後で気まずい思いをするよりは、とにかく、ざっくばらんに話しておくことがいちばんです。

親はいいにくいでしょうから、まず当人同士で話し合い、その上で「こうしたいと思いますが・・・」とお互いの両親に相談するとよいでしょう。

へんに遠慮して、納得のいかないままお金を負担したりすると、後々両家の間にシコリとなって残る可能性があります。

◆予算の見積り方
一口に挙式・披露宴の費用といっても、実際には細かく項目に分かれています。

おおざっぱな計算をしていると、一つ一つはちょっとした金額オーバーであっても、合計すると大幅なオーバーということになりかねません。

見積り書は税金・サービス料などもチェックしながら、検討することです。


また、当日になると、美容師や会場関係者へのご祝儀、主賓や高齢者のタクシー代、駐車料金、司会、受付、演奏者などのお礼、写真の焼き増しなど、目に見えない費用がいろいろとかかるものですから、これも予備費として計算に入れておきます。


◆費用をおさえるには
まず、シーズンオフをねらう手があります。

春、秋のブライダルシーズンをはずして、6?9月、12?2月ということになります。

更衣室が用意されていれば、考えてもよいでしょう。

また、百貨店や美容室に勤める人などの場合、平日の挙式ということも考えられます。

ともに式場がすいている時期で、割引きが期待できます。

それが無理なら、披露宴の内容でおさえます。

費用のうちで、最も比率の大きいのが料理です。

ですから、料理のランクを落とせば、最も簡単に費用をおさえることができます。

たとえば、1人前・・・1万5千円の料理を1万円にしたら、5千円×人数分、50人とすると25万円の節約になります。

おさえるポイントは、あちこちで少しずつ削らないで、どこかをバッサリと省略することです。

少しずつ削ると、どうしてもみすぼらしい印象になってしまいます。

たとえば、思い切って引出物はやめにして、その分料理を豪華にするという方法もあります。

キャンドル・サービスや両親への花束贈呈なども省略してよいでしょう。

また、お色直しをなしにすれば、衣装代がグッと安くつくだけでなく、新婦不在のまま祝いのスピーチをするという考えたら妙なことにならないですむというものです。

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