挙式・披露宴の費用の男性側・女性側の分担については、おもに次のような方法があります。
(1)挙式費用は折半にして、披露宴については招待した人数に応じて支払う。
(2)衣装代以外の費用について、男性側六割、女性側四割の負担とする。
(3)総費用を折半にする。
最も一般的な方法は(1)です。
挙式費用、宴席料、卓上花代、控え室料、ウエディングケーキ代など共通のものは両家で折半にして、料理代・飲みもの代、引出物などはそれぞれが招待する人数分だけ負担、衣装代・着付け料などはそれぞれが自分の分を支払うという方法です。
ただこの方法だと、衣装代は女性の方がたいへん高いので、結果的に女性の負担が大きくなってしまいます。
そこで、(2)のような方法をとると、その点が修正されます。
また、料理は頭割りにしても、飲みものは男性側が負担するというような修正法もあります。
また、細かいことは抜きにして、総費用を完全に折半する方法もあります。
この場合は、両家の招待客の人数がほぼ同数になるようにした方がよいでしょう。
ようはお互いでよく話し合うことが大切です。
お金のことはいいにくいものですが、後で気まずい思いをするよりは、とにかく、ざっくばらんに話しておくことがいちばんです。
親はいいにくいでしょうから、まず当人同士で話し合い、その上で「こうしたいと思いますが・・・」とお互いの両親に相談するとよいでしょう。
へんに遠慮して、納得のいかないままお金を負担したりすると、後々両家の間にシコリとなって残る可能性があります。