招待客の席次は、新婦に近い側に新婦の関係者、新郎に近い側に新郎の関係者がそれぞれ並び、上席より主賓、友人、親族、兄弟姉妹、いちばん末席に両親というのが最も基本的です。
社会的地位や年齢などを考慮して、招待客に不快な思いをさせないように注意しましょう。
同時に、せっかくの祝宴ですから、なごやかで楽しいものにする心配りも必要です。
職場の同僚どうし、学生時代の友人どうしといったように、顔見知りの人たちや話の合いそうな人たちは、席を隣合わせにするか近くに座ってもらうようにします。
〈ヨの字型テーブルの席次〉
メーンテーブルの中央には、来賓席から見て左に新郎、右に新婦、新郎の隣に媒酌人、新婦の隣に媒酌人夫人がそれぞれ座ります(この座り方はどの披露宴のスタイルでもほぼ同じ)。
新郎の関係者は新郎側、新婦の関係者は新婦側に座るというのは、新郎・新婦のすぐ前が、それぞれの主賓になります。
以下、恩師、会社の上司、両親の友人、先輩、友人というように、上位の人から順に座ります。
来賓が向かい合っている場合は、内側が上席です。
〈散らしテーブルの席次〉
通常、一卓に八ー十人座ります。
メーンテープルに近いところが上席で、上位の人から順に座っていくのは前の場合と同じです。
丸テープルでは、メーンテープルに背を向けて座る席がありますが、その場所は上席となるため上位の人に座ってもらいます。
〈和式の場合の席次〉
座敷に座って行う和式披露宴の席次は、洋式の
場合より上下がはっきりしています。
床の間の前を上座とし、順に席を作っていくのが正式です。
なかには、金屏風を置いてその前を上座とする場合もあります。
床の間を背にして新郎・新婦、その両わきに媒酌人夫妻が座り、正面に向かって右が新婦側、左が新郎側というのは洋式と同じです。
〈パーティー式の場合の席次〉
新郎・新婦、媒酌人夫妻には決められた席がありますが、招待客にはなく、自由に移ることができます。
これが、このスタイルの特徴です。