結婚するまでは、家財道具もナベカマや食器類などの必要最低限のもので我慢することもできるでしょう。
結婚してから、買いそろえてもよいのです。
要は、二人で、ほしい家財道具をリスト・アップして、必要な費用を検討することです。
納得して住める部屋なら、どんなにつつましいものでも、きっと満足できるはずですから。
一方、問題なのは結婚式の費用です。
ある結婚式場の調査では、結婚諸費用の総予算としては、300万円が標準という数字が出ています。
もちろん、この総予算のなかには、挙式、披露の費用から家具調度、住居費用、新婚旅行費、媒灼人への謝礼といったものまで含まれていますが、それにしてもけっして少ない金額というわけにはいきません。
このお金を、誰が、どう用意するかが問題となります。
昔は家と家との結婚でしたので、結婚の費用も親が出すのが当然とされていましたが、このごろでは、職場に出る女性も多く、結婚費用も自分たちでつくろうとする青年がふえてきました。
こうした態度は若者らしい独立心の現われとして、積極的に評価できるものです。
親としても、息子や娘たちがそのような態度でいたら、好ましいこととして、あまり干渉せずに受け入れてあげましょう。