自分とは異なった考えや行動を持つ人と持続的な関係を維持し、共存していくことは、国際結婚が急増している今、いっそう大切となってきました。
インターナショナルな男女の共存への努力は、異なる文化や背景を持つ人と積極的に意思を通じ合わせることによって支えられます。
お互いに理解し合い、相手と相手の背景について知ることから付き合いが始まりますが、最初の接触の段階で自分との違いにばかりとらわれ、相手を評価し判断するのは誤りをもたらしかねません。
そこでまず、相手の考えに率直に向き合うことが必要で、一方的に自分を守り、相手を排斥し、あるいは相手に同調したり、相手を無視する態度を取るといったことは、相手との正しい関係をつくり上げることを妨げます。
相手との正しい関係をつくり上げようとする努力は、あらゆる状況に対して自分を開き、新しい環境に正しく向き合うことを可能とします。
相手の考えが、自分にとって納得のいくことであれば、これまで自分が持っていた考えとは異っていたとしても、こだわりなく受け入れる態度・行動が大切です。
こうした態度・行動は、例え相手からどのような説得や圧力を受けても、自分にとって受け入れ難い時は、決して自分の主張を放棄しないという形となって現れます。
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