国際結婚でお相手とトラブったときに、自己防衛が違った形で表れると、充分な判断をせず、相手と同じになろうとする行動を取ることがあります。
自他を区別することなく相手に同調するということです。
その時の他者とは力がある者、豊かな者、優れていると思われる者などが多いようです。
これまで、持ち続け、信じてきた考えに固執すると、相手との間に緊張が高まります。
自分の側に確固とした自信と見通しがある時は、その緊張に耐えることができますが、これ以上、自分の考えを主張すると、相手との間に強い緊張が起きて、その緊張に自分は耐えられないだろうと考えることがあります。
そのことは、経験の積み重ねによる知恵が働いているからなのかもしれません。
あまり自分にこだわると、相手から攻撃されるということを気遣ってのことでしょう。
物理的にしろ精神的にしろ、相手から攻撃されると自分の主体性が危険にさらされるので、ここはひとまず相手に同調しておこうという心理状態です。
そこで、自分の考えを抑えておいて、相手の考えに同調します。
同調することによって、相手との間に起こっている緊張と対立の事態を緩和しようとする心理的な働きです。
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