日本以外の国籍を持っている人は、その所持しているパスポートによって、まったく入国できない国があったり、あるいはたんなる観光目的であっても、ビザの発給を著しく制限されていることがあります。
日本人は、ハワイやロサンゼルスなど米国の各地にビザなしで気軽に行けますが、アメリカ合衆国に入国する可能性が非常に制限されている国も少なくありません。
日本国籍を希望される外国人の中には、「日本のパスポートを持っていると便利だが、自国のものでは云々」ということを言う人がいます。
日本のパスポートを持って、自由に多くの国へ出入りできることは、外国人の帰化申請の一因であったりします。
また、海外で事故などが発生すると、現地の日本大使館員の対応の遅さ、まずさを声高に非難することがよくありますが、世界には大使館がない国も多くあります。
また、無国籍の人はどこの国からの庇護も得られません。
心配する家族は、情報を得ることすら自らの費用でしなければならないのです。
社会保障や教育などの行政サービスを受けられるのも、日本国籍のメリットです。
国民と国民ではない方の取扱いに差があります。
しかし保障を得るための国民としての負担も軽くありません。