2013年1月アーカイブ

国籍と国際結婚

| コメント(0)
このブログの読者の大部分の方は、日本で生まれ日本の国籍を持っていることでしょう。

しかし、日本で生まれ育った外国籍の方も数十万人いらっしゃいます。

また、生まれたときは外国籍であって、その後日本に帰化して日本国籍になった方もおられます。

国籍とは何のことでしょう。

簡単に説明すると、人が特定の国家に属する構成員としての身分・資格のことです。

外国人から日本のシチズンシップを取得するにはどのようにしたらよいかとの相談を受けることが時々ありますが、日本では市民権といった概念はありません。

それでは、日本国籍にはどのような権利あるいは義務があるのでしょうか?

企業や人が国境を超えて活発に行動するようになった現代という時代、商業活動の面からは国籍の持つ意味が徐々に希薄になりつつあります。

しかし反面、外国人との婚姻という事柄に直面した日本人の方は、これから生まれてくるであろうわが子の将来も考え、国籍とは何か、どの国の国籍を持つことが最も幸せだろうか、と真剣に考えざるをえないでしょう。

国籍について、きわめて日常的に意識することになります。とくに国際結婚をするときは、国籍が大きな問題となります。

日本の国籍を持つ人は、持たない人に比べどのような違いがあるでしょうか。

次回の記事で紹介みたいと思います。

外国人の結婚相手がずっと日本で暮らしていく希望があるなら、必要最低限の日本語の会話や読み書きができるにこしたことはありません。

特に、在留特別許可申請中なら入管の調査官、審査官の質問に答えられる程度の日本語の会話ができた方が、審査はスムーズに進むでしょう。

日本語を学びたいと思ったら、各市区町村役場の主催で3ヵ月単位くらいの「日本語教室」を開いているところもありますので、窓口に直接問い合わせてみると良いでしょう。

ただ、こういった日本語教室の多くは日本語がまったくできない人を対象としているようです。

会話能力は問題ないが読み書きが苦手というなら、ボランティアが行なっている日本語教室もありますので、市区町村役場の社会福祉協議会やボランティァセンターなどに問い合わせて紹介してもらい、それぞれのレベルにあった教室を探してみて下さい。

一方、日本では根強い外国人差別があります。

たとえば、不動産業者が外国人に部屋を貸してくれないなどの差別です。

外国人に部屋を貸すと、夜中に騒いだリ、ゴミの出し方が違うなど生活習慣の違いが多く、近所から苦情が来る、注意しようにも言葉がわからない、入居は1人の条件だったのにいつのまにか同居人が増えているなどの噂があり、最初から家主の方で敬遠してしまうというのです。

これはあきらかに入居差別ですし、日本人特有の民族差別が根底に流れていることを感じますが、こうした家主の側の問題に対して、現行では法的に解決する手段はありません。

国際結婚のご相談は、帝国フライダルにお任せ下さい。